新たなナノスケール分析手法の構築と分子システムの新機能発現

桑原 裕司

桑原 裕司 KUWAHARA Yuji

物理学系専攻 教授
精密工学講座 原子制御プロセス領域 桑原研究室

キーワード

ナノテクノロジー、キラル分子認識、ナノ材料・ナノ構造

重点分野

計測分析技術、光・量子、カーボンニュートラル、触媒・分子技術

ここがポイント!【研究内容】

  • 単一分子からの発光や分子スケールでの振動分光が可能となる、世界で一つのナノスケール分析装置を構築して、ナノテクノロジーを推進します。
  • 自然は、対掌性を好みます。生体を構成するすべての有機分子はキラルであり、どちらか一方の異性体のみを許容すること(ホモキラリティ)が知られています。構造キラリティと光学活性の関係、キラル分子認識メカニズムを分子スケールで分析することにより、この自然のミステリーに挑みます。
  • 国際共同研究を積極的に推進して、現場レベルでの研究者交流と、世界で活躍できる人材を育てます。

応用分野

バイオテクノロジー、創薬(不斉合成)関連、フレキシブルデバイス

論文・解説等

  • [1] Yuji Kuwahara et al., Phys. Rev. Lett., 91 (2003) 255501–255505.
  • [2] Yuji Kuwahara et al., Adv. Mater., 24, 13 (2012) 1675–1692.
  • [3] Yuji Kuwahara et al., Carbon, 99 (2016) 642–648.