
遺伝子治療用ベクター製造に関する研究開発と人材育成
近年、世界では遺伝子治療の臨床研究開発が急加速で競合的に進み、安全性・有効性の画期的な実績が明らかにされ、次世代の革新的医療として大きな注目が寄せられている。一方、日本では大阪大学をはじめ遺伝子治療の基礎研究では世界でも有数の成果を上げているものの、製造インフラの整備の遅れのため創薬シーズの非臨床試験および早期臨床試験が進んでいない。そこで、大阪大学工学研究科が得意とするバイオテクノロジーを駆使したバイオものづくり、の経験に基づいて遺伝子治療等で必要となるベクターを製造するための技術開発を医学や薬学の専門家と一緒に積極的に行い、さらに、人材の育成に取り組むことで、早期の臨床開発の実現に貢献する。
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2023/7/21