イベント開催報告(詳細)

イベント名テクノアリーナ フォーラム「エネルギーバリューチェーンと社会のしくみ」
企画部署テクノアリーナ インキュベーション部門(連携融合型)
社会と技術の統合 グループ
開催日時2022年1月24日(月)13:30 – 17:00
開催方式ハイブリッド形式(対面形式及びオンライン形式)
開催場所大阪大学 吹田キャンパス センテラスサロン
参加人数約 110名(内 オンライン参加 約80名)
フォーラムHPhttp://syd.mech.eng.osaka-u.ac.jp/i/forum0124

今年度から立ち上がった「社会と技術の統合」グループ主催の初めてのフォーラム開催となった。コロナ禍の第六波の影響もあり参加者数が心配であったが、テクノアリーナ・インキュベーション部門の文理統合グループの一つであり非常に興味あるフォーラムテーマであったため、工学研究科内だけではなく、人間科学研究科等の他部局を始め、企業や一般市民など幅広い人たちに参加していただいた。プログラムには従来のテクノアリーナ・フォーラムではあまり見られない、パネルディスカッションの時間や若手研究者中心のピッチプレゼンテーションといったプログラムも用意され、オンラインだけでなく対面参加希望も比較的多く非常に活発な意見交換が行われた。

フォーラムではエネルギーと社会との関係性を切り口に、エネルギー循環システム、エネルギー転換が社会全体に及ぼす影響について巨視的な視点からアプローチした研究についての講演を始め、離島におけるエネルギーや民生用エネルギーといった、まさに進行中の話題が提供され大いに盛り上がった。またパネルディスカッションでは3 名のパネリストと1 名のモデレーターにより約1 時間に渡って活発な意見交換が行われた。社会システムの専門家、社会経済地理学の専門家、そしてエネルギー変換デバイスの専門家と三者三様の専門分野が異なるパネリストがそれぞれの立場から意見を、モデレータが「デバイス・需要供給・社会の三層から考えるエネルギーの未来」と題して上手にまとめていただき白熱のうちに終了した。

今回、工学研究科内の専攻だけではなく、文系、理系、工学、社会科学、社会システム等の非常に大きな学問の垣根を超えて交流することができ活発な意見交換もなされた。今後の地球の未来を考える上で非常に重要なフォーラムであったことは間違いない。

また、運営側では初めての「Zoom ウェビナー」の運用となり、画像や音声の乱れ、配信遅延等も見られ、オンライン参加者の皆様には大変ご迷惑をおかけした。本システムにおける反省すべき問題点がいくつか浮き彫りとなったため原因究明を早急にするとともに、より参加しやすくより見やすいフォーラムのシステムの構築と運営を目指して行きたいと考えている。

講演中の様子
パネルディスカッション