イベント情報(詳細)

イベント名テクノアリーナ フォトニクス・センシング工学グループ
第3回交流フォーラム
開催日時2025年1月15日(水)16:00~18:00 (意見交換会:18:00~)
開催方式対面形式
場所大阪大学 吹田キャンパス センテラスサロン(工学研究科内センテラス3階)
申込方法下記ホームページより申し込み願います
https://docs.google.com/forms/d/1YxZo17EWr3pp6R9NZcdVsVRZP38W2ZN_Xt8uh0LMN28/edit
申込締切2024年12月27日(金) → 2025年1月8日(水)延長しました!
主催工学研究科テクノアリーナ フォトニクス・センシング工学グループ
問合せ先物理学系専攻応用物理学コース 講師 馬越貴之
umakoshi@ap.eng.osaka-u.ac.jp
応用化学専攻 准教授 燒山 佑美
yakiyama@chem.eng.osaka-u.ac.jp

フォトニクス・センシング工学グループでは、これまで「光」をキーワードに様々な分野・研究者との融合を図ってきました。特に、過去2回実施してきた交流フォーラムでは、多くの方にご参加頂き、大変好評な会となりました。

これを受けて、第3回目の交流フォーラムを開催することとなりました。今回も新進気鋭の若手研究者による研究紹介講演を企画しております。老若男女様々な方にご参加頂き、最先端の光学研究について熱くディスカッションし、専攻の垣根を超えて親睦を深めて頂ければ幸いです。

【プログラム】

15:30-16:00 受付

16:00-16:10 開会の挨拶(高原 グループ長)

16:10-17:30 若手研究者による研究フラッシュトーク

17:30-18:00 交流セッション

18:00-20:00 意見交換会(懇親会) + ポスターセッション

【若手研究者による研究紹介フラッシュトーク】

物理学系専攻応用物理学コース 助教 天満 健太 先生
「非線形・超解像光イメージング技術の開発」

物理学系専攻応用物理学コース 助教 松﨑 賢寿 先生
「生体組織のフォトニクスセンシング」

物理学系専攻応用物理学コース 助教 寺川 成海 先生
「光電子分光で探る原子層ヘテロ構造の界面電子状態」

機械工学専攻 助教 澤田 晋也 先生
「すす生成過程の高時間・空間分解能レーザー計測」
 〜 質疑応答(5分間) 〜

応用化学専攻 准教授 上松 太郎 先生
「結晶変換による多元系量子ドットの高効率合成と多色発光」

応用化学専攻 助教 相澤 直矢 先生
「励起一重項と三重項のエネルギーが逆転した有機発光材料」

応用化学専攻 助教 植竹 裕太 先生
「溶液XAFSで観る有機化学の世界」

産業科学研究所(応用化学専攻協力講座) 准教授 小坂田 泰子 先生
「バイオサイエンスへの応用を目指した高機能性光・放射線応答性有機ナノ材料の開発」

応用化学専攻 助教 山本 智也 先生
「細胞内流動性マッピングを目指した蛍光プローブ開発」
 〜 質疑応答(5分間) 〜

テクノアリーナ・インキュベーション部門・連携融合型「フォトニクス・センシング工学」グループの主催で第3回交流フォーラムが開催された。本グループでは公式のテクノアリーナ・フォーラムとは別に、特に若手教員が中心となりグループ内の交流をより深化させることを第一の目的としてこのような交流会を毎年、積極的に開催している。企画から若手の先生が担当し、毎回様々な面白く、交流をより促進する企画アイデアを考案し心温まる交流会となっている。昨年度は、諸事情により開催されなかったが本年度は、グループに参加している多くのメンバーの強い希望もあり開催されることとなった。

本年も若手の先生を中心として最新の研究紹介(フラッシュトーク)を行い、各メンバーの研究内容の共有と研究の内容や進捗状況などを報告しながら講演会が進められた。フラッシュトークは合計 9 名の先生が1人5分で研究の要点を紹介した。応用化学の先生をはじめ、応用物理、環境エネルギー、そして、国際交流センターの先生など、様々な研究手法やアプローチによって生体やバイオ工学に関連した研究を行っている研究者が発表を行い、非常に活発な質疑応答と白熱したディスカッションが行われた。

またフラッシュトークの後に若手研究者同士の交流セッションの時間が設けられ、昨年までは、コロナ禍ということもありマシュマロタワー作成などのワークショップ的なグループ交流を主に実施していたが本年度は少し趣向を変え、事前に参加者に配布された交流会用自己紹介シートにそれぞれ、専門分野、共同研究で提供できる資料、技術、ノウハウや共同研究で提供して欲しい事、あるいは、趣味や最近はまっていることを記入したものを持ち寄り、4〜5人の参加者でグループをつくり 、ファシリテーターを定めて、それぞれ自己紹介、趣味、研究内容、研究生活や将来の悩みなどなんでも気になったことをざっくばらんに話すという交流会を実施した。先輩研究者や教授の先生達から貴重な意見や研究者としての矜持を聞いたり、若手研究者の趣味の話、研究室で苦労していることなど、普段気軽に会話をあまりする事のない分野や世代が異なる研究者同士で盛り上がることができ、非常に楽しく、また勉強になる交流会となった。

その後、交流を深めた研究者同士でなごやかな雰囲気の中でポスターセッションと、意見交換会(懇親会)は並行して行い、軽食やドリンクを手にしながら非常に活発なディスカッションと質疑がおこなわれた。先の交流セッションの効果もあり参加メンバー同士の交流とネットワーク作りがさらにさらに深く進展したと思われる。

 本グループは毎年、積極的に若手研究者のための交流会を開催しており、今回の交流会も第3回を迎えている。特に本年度はグループのメンバーより「今年はやらないのですか?」との多くの意見をいただいたとお聞きしており、若手教員を中心とした広く深い研究者間のネットワークが確実に構成されていることを実感し、さらに広範囲にわたる分野横断型融合研究や大型グループ研究を推進することができる下地ができつつあると感じられた。今後のさらなる発展と融合研究へのステップアップが期待される大変有意義な交流会であった。

髙原グループ長による趣旨説明
講演の様子 1
講演の様子 2
交流セッションの様子