学生チャレンジプロジェクト

2017(H29)年度 採択テーマ

●学生推進プロジェクト

全日本学生フォーミュラ大会総合優勝への挑戦(OFRAC)
ホームページ:http://ofrac.net/(外部リンク)
代表者:機械工学専攻 三橋 結衣
大阪大学フォーミュラレーシングクラブ ( は、全日本学生フォーミュラ大会に出場し、総合優勝することを目標として活動している。本大会では、学生が主体となって小型レーシングカーの設計・製作・走行・評価のすべてを行い、ものづくりの総合力を競う。今年度は昨年度の反省点を活かし、特にチーム、エンジニアとしての成長に重きを置くことを活動指針の 1つとして活動してきた。また、総合優勝を目指すためには走行距離の確保が必要と考え、シェイクダウン車両の完成が例年よりも約1か月早くなるよう取り組んだ。度重なるエンジントラブルにより万全の状態で車両を持ち込むことができず、大会本番(平成29年9月5日開催)は今までの走行会で見られなかったトラブルに見舞われ、昨年度と同様総合13位という結果に終わった。
しかし、今年度大会での反省点を活かし、2018年度の大会に向けてチームの実力等を現実的に分析し、新しく「全日本大会入賞」というチーム目標を掲げ、現在は新しいマシンの製作に日々邁進している。
NHK学生ロボコン優勝への挑戦(Robohan)
ホームページ:https://www.robohan.net/(外部リンク)
代表者:応用自然科学科 澤田 将吾
RobohanはNHK学生ロボコンで優勝することを目標に活動している。NHK学生ロボコンとは、NHKが主催する全国の大学・高専が出場するロボットコンテストである。毎年競技課題が変わるため、課題に合わせて毎年新しい機体を制作している。今年度大会(平成29年6月11日開催)では、Robohan結成初となる4年連続の本選出場に加え、初の特別賞受賞を果たした。
このほか、(株)京都製作所が主催するキャチロボバトルコンテスト(平成29 年9月10日開催)に出場し、審査員特別賞を受賞した。
また、平成29年5月と11月に行われた大学祭では、ロボットの展示や操縦体験会を行い、日ごろの活動を発信し、参加者等からロボット製作や運営面でのアドバイスを頂いた。さらに、新たな取り組みとして、関西圏の大学を中心としたロボコン初心者のための「関西春ロボコン」を企画している。2018年度大会については、すでに試作機の制作を続けている。2度のビデオ審査に通過して本戦に出場し、決勝トーナメント出場、そして優勝を目指してメンバー一丸となって活動を続けていく。

●学生チャレンジプロジェクト

無尾翼人力飛行機の研究・製作(空いけ阪大)
ホームページ:https://ykn-st.github.io/albatross/(外部リンク)
代表者:電子情報工学科 武本 侑己
「空いけ阪大」は、毎年夏に行われる「鳥人間コンテスト」(読売テレビ主催)に出場するため、人力飛行機の研究と製作を行うチームである。当チームが製作する無尾翼人力飛行機は、一般的な飛行機についている「尾翼」を排除した形状の飛行機である。
尾翼を無くすことによって飛行機の重量や抗力を削減でき、必要な推進力を減らすことが可能であると考えられている。無尾翼人力飛行機は製作研究を行う団体が少なく研究されていない部分も多いため、大きな発展が見込める分野である。
2013年度の鳥人間コンテストでは、 これまでに前例がなかった人力での安定飛行に初めて成功した実績を持つ。
今年度は前年度の機体の問題点を改善し、より安定して飛べる機体を設計・製作し、無尾翼人力飛行機の長距離飛行実現とその先にある鳥人間コンテストの上位入賞を目指して研究と製作を続けている。
BIOMOD(国際生体分子デザインコンペティション)優勝への挑戦
代表者:応用理工学科 野口 敦司
当チームは毎年アメリカのサンフランシスコで開催される、国際生体分子コンテストBIOMODへの参加入賞を目指して活動をしている。
金賞を取るためブレインストームから始め、DNAオリガミの技術でウイルスや蛋白質を捉える機能を備えた、「DNA UFOキャッチャ-」というテーマを決めた。
教員の指導により実験のノウハウを最初に身に着けた上でデザイン班がパソコンのデザインソフトで設計をし、デザインを決定、合成材料を発注して実験を開始した。同時に動画作成班とウェッブ作成チームのプロジェクトが始まり森島研究室のTAの指導により、より見やすいイラストや3D現モデルを作成することができた。
プレゼンは英語で行うため、より正確に、円滑に発表できるよう英会話のプレゼン練習を重ね、最終的に銅賞での入賞を果たした。
2018年度に向けて、今までより多くからの分野のメンバーを募集すべく、活動を続けている。なお、結果や動画は次のリンクに掲載している。https://handaibiomod2017.github.io/wiki/