「Industry on Campus型リ・スキリング教育エコシステム構想」
概 要
2026年6月12日、大阪大学大学院工学研究科が提案する「Industry on Campus型リ・スキリング教育エコシステム構想」(代表者:大政健史工学研究科長)が、文部科学省の補助金事業である令和7年度補正予算「産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業」に採択されました(補助対象期間は令和9年3月末日まで)。
本文科省事業は産学官等が連携したリ・スキリング・エコシステムの構築を支援することを目的としているものです。
大阪大学大学院工学研究科ではIndustry on Campusと称する学内での産学共創活動を推進しており、この活動を柱とし、協働研究所/共同研究講座との産学共創によるリ・スキリング教育エコシステムを構築します。本採択を通じて、相互の強固な連携による社会人の大学派遣と、教育プログラムの開発・実践を推進し、バイオ/ライフサイエンス/ビジネスデザイン分野を牽引する高度人材の育成、イノベーション創出に貢献できる人材の育成を目指します。

Industry on Campus型リ・スキリング教育エコシステム構想
~REACH※×バイオDX×ビジネスデザイン~
大阪大学大学院工学研究科では企業の研究組織を協働研究所/共同研究講座(以下では、共研と呼称)として学内に誘致し、Industry on Campusと称する学内での産学共創活動を推進しており、共研等と連携し、社会人対象のリカレント教育についても豊富な実績を有しています。
これらの実績を基に、工学研究科が強みとするIndustry on Campusを柱とし、共研との産学共創によるリ・スキリング教育エコシステムを構築します。特に、産業界からのリカレントニーズの高い分野として、創薬や再生医療・遺伝子治療、ヘルスケア、バイオ由来製品等に資するバイオDX分野と、新規事業立ち上げのベースとなる思考力・企画力・アントレプレナーシップ等に資するビジネスデザイン分野に関して教育プログラムを開発・実践します。
「大学」「共研」「企業」の 3 者がエコシステムを形成し、共研と企業間の強固な連携による社会人の大学派遣と、大学研究者と共研の連携による教育プログラムを開発・実践を推進してまいります。
※REACH (REcurrent & RE-skilling Academia and Industry Collaboration through Higher Educationの略) :大阪大学と島津製作所が科学・技術力の向上や人材育成、社会貢献を目的とした連携推進協定のもと取り組む博士人材の育成・採用プロジェクト。



教育プログラムの開発・実践について
1.DX基盤・データサイエンス領域:バイオデータビジネスデザイン論
機械学習、ビックデータ解析、創薬AI、医療AI、コンサルティング等の各分野の第一人者が講師です。AI・DX入門から統計学、機械学習、実装事例、組織論など入門層から中堅層まで幅広く対応します。
また、 「最新AIエージェント技術を用いた研究開発」科目を新設。他プログラムにはない最新のAIエージェントに関する基礎と応用について、オンデマンド配信とオンラインによる実習の場を提供します。
2.価値創造・マインドセット領域:ディープテックビジネス実践(仮称)
新規事業は初めから『世界市場を視野に』が世界の常識となることを目指します。海外の最新手法を取り入れ、グローバル水準で事業創出の実践スキル構築手法に定評があるStartup Business Schoolと協働で進めます。グローバルでの成功を見据えディープテック成長戦略の思考習得をめざします。
①目的
・バイオ/ライフサイエンス/ビジネスデザイン分野を牽引する高度人材の育成。
・専門技術と事業変革志向を兼ね備え、企業のイノベーション創出に貢献できる人材の育成。
②対象者層
・バイオ DX(機械学習、ビッグデータ解析、バイオインフォマティクス等)や、医薬・遺伝子治療薬、ライフサイエンス領域等に関係する企業の各部門担当者等。
③育成する人物像
・バイオテクノロジーとデータサイエンスを融合し、DX 導入による組織論や経営資源の最大化を視野にDXの方向性を企画する力を育成。
・産学共創セミナーや共創・フロンティアセミナー、ビジネスデザイン等の講義を通じて、企業の成長に直結する人材を育成。
④アピールポイント
・受講環境の工夫:オンデマンド形式(いつでもどこでも、繰り返し視聴可能)、オンライン受講(双方向で講師とやり取りしながら受講が可能)
・修了者へデジタルバッジを発行予定。社内外でのスキル可視化やキャリアでの利活用が可能。
・さらなる学修を求める場合、本学大学院工学研究科産学官共創コースへの入学等、継続的な学びを支援。
産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業
日本社会、地域社会の持続的発展に向けて、大学等が地域や産業界と連携し、人材育成ニーズを踏まえたリ・スキリングプログラムを開発・提供するとともに、アドバンスト・エッセンシャルワーカーや就職氷河期世代、労働者のAIの活用等の幅広いニーズに応え、処遇改善につながるリ・スキリングを推進し、産学官等が連携したリ・スキリング・エコシステムの構築を支援することを目的としております。
令和7年度補正予算「産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業」(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/manabinaoshi/mext_00030.html
特記事項
本構想ホームページに最新情報を掲載しております。ぜひご覧ください。
https://www.cfi.eng.osaka-u.ac.jp/iocree/
問合せ先
大阪大学 大学院工学研究科 附属フューチャーイノベーションセンター 運営担当
