本講座は研究開発(R&D)の生産性を抜本的に高めるための実践的な教育プログラムを提供すること目的としたオンデマンド講座と、AIエージェントを自社の研究開発に導入する是非を、経営層から現場研究員までが「自分の手と数字」で見極めるための実践型ハンズオン研修で構成されプログラムとなっています。

本プログラムのハンズオン実習では、専用サーバー使用したセキュア環境での実習を中心に講義を行います。なお、例題としてバイオ分野を題材としますが、それ以外の分野にも学習内容は転用可能となっております。


企業に所属しているすべての就業者(研究員、部門長、経営層を含む)

昨年度は受講が阪大関係者限りでしたが、本年度は全ての社会人の方が受講可能です。


①体系的理解:単なるツール紹介ではなく、Transformerからエージェントに至る技術の発展史と原理を押さえ、R&Dワークフローのどの工程に何が効くかを体系的に理解する。

②判断力の養成:技術の仕組みと「限界・リスク」を正しく理解し、導入可否を自ら判断できる目を養う(ハルシネーション・再現性・知財・ガバナンス)。

③多層的視点:研究員・研究部門長・ラボオーガナイザー・経営層それぞれの視点(技術導入・投資対効果・組織体制)を1つのプログラムで接続する。

④AI活用スキル:AIの活用における最低限のスキルに加え、導入に伴うリスクの棚卸しや能力活用と一体で管理する設計思想の共有などの導入に必要な合意形成に関する知見も獲得する。


2026年10月より、オンデマンド動画を順次配信いたします。

オンデマンド講座とハンズオン研修の2部で構成しています。

①オンデマンド講座

担当講師:渡辺恵朗(パーソル協働研究所 招へい准教授)

LLMとエージェントの原理と発展史、外部知識連携と設計パターン、実装事例と自グループの実証研究を扱う

タイトル主な内容
第1回AIエージェントが研究開発を変える全体像Vibe coding/Agentic coding、人間がオーケストレーターに
なる開発、生成AIの発展史の俯瞰、R&Dワークフローのどこに効くか
第2回LLMの仕組みと発展史:Transformerから推論モデルまでTokenizer→Embedding→Transformer, Self-Attention
(Q/K/V)、潜在空間、GPT/BERT〜RLHF〜推論モデルの系譜、スケーリング則
第3回AIエージェントとは何か:知覚→推論→行動通常のLLMとエージェントの違い、ReActループ、ツール利用(Web検索/コード実行/DB照会)、記憶・自律性、エージェントの発展史
第4回RAGと外部知識:ハルシネーションを抑えるRAGの6ステップ、Naive/Advanced (HyDE・Re-ranking) / Graph/ Modular RAG, Vector DB. #TIDB(PubMed・Materials Project) 接続
第5回MCPとツール連携:エージェントの拡張MCP (USB-Cfor AI)の3層構造・3機能、発展の経緯と業界標準化、R&D向け主要MCPサーバー、社内API接続の考
え方
第6回設計パターンとマルチエージェントReAct/CoT/RAG/Plan&Execute/ Tool-Use/ Memory/ Self-Reflection/ Multi-Agent, Orchestrator-Sub-agent fi
調、評価(LLM-as-judge)
第7回実装事例ディープダイブ:研究用エージェントChemGraph(計算化学)、AIAgents4Pharma(5エージェント創薬)、GraphRAG安全設計、再現性(JSON/Markdown
ログ)
第8回実証研究に学ぶ:MCPマルチエージェントによる新規仮説生成5サーバー66ツール+6ノードLangGraph、クロスドメイン統合が生む新規性、推論モデル世代差、創薬・バイオ製造3事例、検証プログラム

②ハンズオン研修(オンライン)

担当講師:渡辺恵朗(パーソル協働研究所 招へい准教授)

全コマに共通して「効果・ROI・リスク」の3つのレンズと、冒頭の「安全の約束」を置く。各コマは複数の演習で構成されており、難易度バッジ(基礎/応用/深掘り)で参加者が自分の到達度を把握できるようになっています。

受講決定者には、別途接続マニュアル等を配布予定です。

タイトル主な内容
第1回効果・ROI・リスクを見極める導入判断の3観点を自部門の数字で持ち帰る
第2回ウェット研究員のためのAI実務スキルAIにコマンド・スクリプトを作らせ、読み、安全に実行・再現できる
第3回創薬・生物学の実務でAIを使う文献・データ・規制・仮説の実タスクで効果と検証を体感

オンデマンド動画(各回90分×8回)を受講後、ハンズオン研修に進むことができる
オンデマンド講義:2026年10月頃~2027年1月頃まで
ハンズオン研修:2027年1月頃~2027年2月頃まで

オンデマンド講座において確認テストを、ハンズオン研修においては各コマでの成果物によって評価
一定の評価の基準を満たした受講生に、オープンバッジを付与予定


受講にあたっては、以下の環境を事前にご確認・ご準備ください。

1. 推奨受講環境

  • インターネットに接続可能なパソコンまたはタブレット
  • 安定したインターネット回線(Wi-Fi環境を推奨)
  • 最新版のWebブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edge、Safari等)
  • 講義音声を視聴できる環境(スピーカーまたはイヤホン)

2. 受講時のお願い

  • インターネット接続に伴う通信費は受講者のご負担となります。
  • 静かな環境で受講し、講義内容に集中できる場所からアクセスしてください。
  • 講義資料や動画の録画・録音・撮影・転載は禁止しています。
  • 配付資料や講義動画の第三者への共有・転載は禁止しています。

3. 通信環境・機器について

  • 通信環境や端末の不具合による視聴障害については、受講者ご自身でご対応をお願いいたします。
  • 受講前に、使用する端末や通信環境で正常に視聴できることをご確認ください。

4. お問い合わせ
受講に関するご不明な点やシステム上の不具合がございましたら、運営担当までお問い合わせください。


300,000円(税込み)


2026年9月3日開始
※応募多数による早期募集終了の可能性があります。