ナノ材料のヘテロ構造化による機能設計
キーワード
低次元ナノ材料、化学気相成長法、カーボンナノチューブ、 グラフェン、窒化ホウ素
重点分野
光・量子、革新的マテリアル
ここがポイント!【研究内容】
- 単層カーボンナノチューブをテンプレートとして、その表面に窒化ホウ素ナノチューブなどの異種物質を化学気相成長することで、新たなヘテロ構造化ナノ材料を開発。
- 電気・熱・機械特性などの異なる種々の原子層物質を組み合わせて、直径数nmの同心チューブ構造として一体化することが可能。
- 今後、構造制御合成技術の高度化と物性計測を行うことで、所望の特性を持つナノ材料を自在に得る手法を確立し、多様な用途への応用展開を目指す。
応用分野
電子デバイス、エネルギー変換、構造材料
論文・解説等
- [1] R. Xiang#*, T. Inoue#, Y. Zheng#, et al., Science, 367, 537 (2020).
- [2] H. Arai, T. Inoue*, et al., Nanoscale, 12, 10399 (2020).
- [3] M. Kato, T. Inoue*, et al., Appl. Phys. Express, 16, 035001, (2023).