π電子系配位子を活用した典型元素化合物の創製と機能開拓
キーワード
典型元素、π電子、結合活性化、錯形成
重点分野
カーボンニュートラル、エネルギー、革新的マテリアル、触媒・分子技術、資源循環、サーキュラーエコノミー

ここがポイント!【研究内容】
低原子価状態の典型元素化合物は、特異な電子配置に由来したユニークな性質や反応性を示しますが、一般に不安定でその利用は限られてきました。われわれは、独自にデザインした有機配位子を用いることで、低原子価ガリウムおよびゲルマニウム化合物を結晶として単離し、その性質や反応性を明らかにしてきました。本研究を広く典型元素全般へ一般化することで、未来に資する機能性材料や触媒の設計指針確立に貢献します。
応用分野
医農薬品、機能性化成品、創薬関連
論文・解説等
- [1] T. Kodama et al., Inorg. Chem. 2023, 62, 6554–6559.
- [2] T. Kodama et al., Inorg. Chem. 2023, 62, 7861–7867.