都市・地域における歴史的環境の保全・活用のための計画論構築

松本 邦彦

松本 邦彦 MATSUMOTO Kunihiko

環境エネルギー工学専攻 助教
共生環境デザイン学講座 共生都市計画学領域

キーワード

都市計画、都市デザイン、まちづくり、景観、歴史的環境

重点分野

カーボンニュートラル、資源循環、サーキュラーエコノミー、社会システムデザイン

ここがポイント!【研究内容】

大都市や観光地だけではなく、どの町にも特有の魅力があり、課題があります。地域の自然環境や社会環境(コミュニティや慣習)に影響を受けて家の建て方、まちの構造、景観などの地域の個性が育まれ、さらに産業や伝統・文化などの無形の要素も含めて地域固有の魅力を生んでいます。しかし、生活様式の多様化や担い手不足などの要因で、その継承が危うくなっているものもあります。そのため私は、このような地域資源の価値を評価し、さらに将来にわたって保存活用するために必要な仕組みやルールなど、特に近年は文化的景観の保全と活用を研究しています。

応用分野

法制度や行政施策等へのアドバイス、持続可能な観光開発、生物多様性保全

論文・解説等

  • [1] 松本ほか, 店舗へのコンバージョンが歴史的市街地の保全と活性化に与える影響,都市計画論文集,2017
  • [2] 松本ほか, 重要文化的景観選定後の保存体制における住民活動組織,ランドスケープ研究,2017
  • [3] 松本邦彦. 小さな空間から都市をプランニングする(共著),日本都市計画学会,学芸出版社, 2019.