物質化学的視点による電子計算機と人間の比較

高原 渉

高原 渉 TAKAHARA Wataru

マテリアル生産科学専攻 助教
生産プロセス講座 ノベル・ジョイニング領域

キーワード

直観、論理演算、触媒反応、生物・人間

重点分野

AI・データ、情報・通信、バイオ、光・量子、カーボンニュートラル、エネルギー、革新的マテリアル、触媒・分子技術、資源循環、サーキュラーエコノミー、医工連携、ヘルスケア

ここがポイント!【研究内容】

触媒反応は物質の直観的挙動のあらわれです。生物・人間では、物質変換・物質生産システムと情報処理システムは一体化しています。一方、現在の産業は、物質変換・物質生産が情報処理そのものであることを未だ有効活用していないように思えます。物質の直観的挙動を利用したコンピュータの開発が進めば、それは必然的に、化学産業と情報産業の一体化をもたらすでしょう。ウイルス大の直観的情報処理を行うコンピュータのみならず、日本各地のプラント工場そのものを素子とした日本列島大の直観的情報処理を行うコンピュータの開発も可能なように思われます。

応用分野

直観的情報処理を行うコンピュータの開発、省エネルギー、グリーンテクノロジー

論文・解説等

  • [1] 高原渉, DV-Xα研究協会会報, 17 (2004) 264-266.
  • [2] 高原渉, ナノ構造デザインにおける論理と直観, 溶接学会誌, 76 (2007) 424-426.
  • [3] 高原渉, 大阪大学学術情報庫OUKA, https://hdl.handle.net/11094/79126