溶媒中での構造解析を基盤とする均一系触媒化学の高度化

植竹 裕太

植竹 裕太 UETAKE Yuta

応用化学専攻 助教
物質機能化学講座 物理有機化学領域 櫻井研究室

キーワード

有機合成化学、金属触媒化学、ナノ粒子触媒、反応機構解析

重点分野

計測分析技術、エネルギー、触媒・分子技術

ここがポイント!【研究内容】

  • 有機金属触媒化学、放射光を用いる先端構造解析、理論計算化学を駆使することで、これまでブラックボックスになっていた触媒の溶液中での構造・挙動を明らかにし、“高活性”な触媒の起源を探るとともにさらなる高度化を実施。
  • 均一系金属触媒を主としたXAFS研究において大学内外で共同研究を実施しており、今後、実験機器の整備、装置開発を進めることで多様な反応条件で実施可能に。
  • セルロースやキトサンといった生体高分子や、水酸化フラーレンといった一風変わった保護分子を用いたナノ粒子触媒を開発。今後その応用展開を進める。

応用分野

ファインケミカル合成化学、触媒化学分野、材料化学

論文・解説等

  • [1] J. Am. Chem. Soc., 2022, 144, 8818–8826.
  • [2] Naure Catal., 2021, 4, 1080–1088.
  • [3] J. Am. Chem. Soc., 2023, 145, 16938–16947.