新規触媒反応開発—アリルアミン誘導体の位置および立体選択的合成

福本 能也

福本 能也 FUKUMOTO Yoshiya

応用化学専攻 准教授
分子創成化学講座 分子設計化学領域

キーワード

有機合成化学、 遷移金属触媒反応、 アリルアミン誘導体、 立体選択的合成

ここがポイント!【研究内容】

有機分子合成における重要な中間体の1つであるアリルアミン誘導体を、位置および立体選択的に合成する手法の開発に取り組んでいる。例えばイミンと末端アルキンをレニウム触媒存在下で反応させると2位にアルキン由来の置換基を持つアリルアミンが得られる。また、イミンと末端アルキンとの反応を別の触媒を用いることによりプロパルギルアミンを調製し、それを触媒的レドックス異性化することにより3位に置換基を持つE-アリルアミンが生成する。いずれも他の反応剤を必要とせず、副生成物もないアトムエコノミーな反応である。

応用分野

創薬関連、材料関連

論文・解説等

  • [1] Fukumoto Y. et al., Org. Lett., 2019, 21, 1760-1765.
  • [2] Fukumoto Y. et al., Pure Appl. Chem., 2014, 86, 283-289.
  • [3] Fukumoto Y. et al., J. Am. Chem. Soc., 2012, 134, 8762-8765.

連絡先URL

準備中