工事規制区間誤進入抑制に向けた保安施設のデザイン
キーワード
工事規制区間誤進入、規制情報提供、本標識、法定外看板
重点分野
社会システムデザイン

ここがポイント!【研究内容】
車両の運転支援向上により交通事故死亡者数は減少しているが,道路リニューアルに伴う工事規制区間に誤進入する事故は急増している.これは,運転者ごとの情報取得と行動を明らかにし,走行環境を改善する必要性を示している.本研究では,ドライビング・シミュレータを用いた走行実験結果を解析することで,誤進入事故防止に資する工事車両のバックパネル,法定標識のレイアウト,法定外看板のデザインの根拠を獲得した.このアプローチは,無信号横断歩道での事故など,運転支援機能でカバーしきれない問題への解決に活用できる.
応用分野
交通安全対策,運転者教育,運転支援機能関連
論文・解説等
- [1] 飯田克弘・丸橋慧士・大田一成:工事区間始端部における衝突事故低減のための規制情報デザイン,交通工学論文集(特集号), Vol.9, No.2, pp.A_61-A_68, 2023.
- [2] 飯田克弘・和田 侃樹・丸橋 慧士:工事規制区間始端部での情報提供検討に向けたADAS作動条件比較,交通工学論文集(特集号), Vol.10, No.1, pp.A_58-A_65, 2024.
- [3] 飯田克弘・丸橋 慧士:本標識の作用明確化に基づく工事規制区間における情報提供,交通工学論文集(特集号), Vol.11, No.2, pp.A_1-A_10, 2025.