精密無機合成による新材料の開拓
キーワード
無機化学、錯体化学、低次元物質、ナノ材料
重点分野
革新的マテリアル、触媒・分子技術

ここがポイント!【研究内容】
無機物質は金属や半導体、無機塩など多種多様な元素を用いた物質が存在し、幅広く利用されてきました。これら無機物質に対して構造を制御した精密合成を開拓することで、未だ知られていない元素の特性を引き出した新素材を作りだすことができます。例えば、ガラスなどに用いられているホウ素を単原子層の構造制御することで、特定の方向にのみ電子が流れる物質や、無機物でありながら極めて広い温度範囲で駆動する液晶特性が発現できる新材料を開発しました。
応用分野
液晶、電子素子、誘電体
論文・解説等
- [1] T. Kambe, et al, Nat. Commun. 16, 1073 (2025)
- [2] T. Kambe, et al, Nat. Commun. 13, 1037 (2022)
- [3] T. Kambe, et al, J. Am. Chem. Soc. 141, 12984-12988 (2019)