消波性能の変化に着目した消波工の効率的な維持管理に向けて

荒木 進歩

荒木 進歩 ARAKI Susumu

地球総合工学専攻 教授
社会システム学講座 国土開発保全工学領域

キーワード

消波工、消波性能、越波、波力、維持管理

重点分野

レジリエンス、防災・減災

ここがポイント!【研究内容】

  • 消波ブロックで構成される海岸・港湾構造物の消波工の老朽化が急速に進行している状況を鑑み、必要な消波性能の保持の観点から維持管理を行う手法を提案。
  • 来襲する高波浪による消波工の変形と、変形に伴う消波性能(越波量および本体構造物に作用する波力)の変化を適切に評価することにより、多少の消波工の変形が急激な性能低下に直結しないことを確認。
  • 頻繁な点検・補修を行うことが予算の浪費につながっていないかを検証。

応用分野

海岸防災、維持管理

論文・解説等

  • [1] Araki, S., Kotake, Y., Kubota, S., et al., Journal of Coastal Research, SI 114, 2021.
  • [2] 荒木,渡邊,久保田:土木学会論文集B2 (海岸工学), 75(2), pp. I_793-I_798, 2019.
  • [3] 澁谷,小竹,荒木:土木学会論文集B3 (海洋開発), 75(2), I_917-I_922, 2019.