植物を用いた低炭素型組換え医療用タンパク質生産

藤山 和仁

藤山 和仁 FUJIYAMA Kazuhito

生物工学国際交流センター 教授
応用微生物学 藤山研究室

インキュベーション部門(連携融合型)インテリジェントアグリ工学 副グループ長

キーワード

植物バイオ、糖鎖工学、組換えタンパク質

重点分野

AI・データ、バイオ、光・量子、カーボンニュートラル、エネルギー、レジリエンス、防災・減災、革新的マテリアル、資源循環、サーキュラーエコノミー、医工連携、ヘルスケア、ロボティクス、航空宇宙、スマートシティ、スマートモビリティ、社会システムデザイン

ここがポイント!【研究内容】

低炭素で環境に優しく、ヒトに感染性の懸念のない植物を用いた組換え医療用タンパク質生産の技術開発を目指している。コロナワクチンなども植物を用いて生産され、実用化されています。医療用タンパク質の多くは、糖鎖が付加したタンパク質であり、この糖鎖はタンパク質の生物学的機能発揮に重要である。私たちは、糖鎖構造を好ましい構造へと改変する技術を開発し、治療に供する希少疾患用酵素、抗体、成長因子などの生産に取組んでいる。

応用分野

医療・ヘルスケア分野、糖鎖工学、翻訳後修飾

論文・解説等

  • [1] Uthailak N. et al., J Biosci Bioeng., 133(5): 481–488 (2022).
  • [2] Sariyatun R. et al., Front Plant Sci., 12: 703020 (2021).
  • [3] Limkul J. et al., Plant Biotechnol J., 14(8); 1682–1694 (2016).