数値シミュレーションとデータ解析による船の実海域性能の推定と評価

箕浦 宗彦

箕浦 宗彦 MINOURA Munehiko

地球総合工学専攻 教授
海洋システム工学講座 海洋空間開発工学領域

キーワード

実海域性能、オンボードモニタリングデータ、海象、 力学モデル、統計モデル

重点分野

AI・データ、計測分析技術、エネルギー

ここがポイント!【研究内容】

海洋は波や風や流れのある極めて厳しい環境であり、その中を安全に効率よくはしる船の性能は高いレベルでの推定・評価が求められる。この性能は実海域性能といわれ、おおまかに分類すると燃費性能と運動性能に分けられる。燃費性能は船の経済性や航海時間を守れるかどうかの信頼性に関わり、運動性能は、航海の安全性や快適性に関わる。この性能を正しく推定・評価するために、各種の相互影響を取り入れた実海域性能シミュレーションの手法と、実際計測データ解析のためのそれぞれの相互影響を考えた統計モデルの開発に取り組む。

応用分野

造船、船舶運航支援、データサイエンス

論文・解説等

  • [1] T. Hanaki, M. Minoura: Journal of Marine Science and Technology 27(2) 971-988 (2022)
  • [2] M. Minoura, T. Hanaki, T. Nanjo: PRADS 2019, pp. 878-898 (2020)
  • [3] M. Minoura: ISOPE2016, pp. 333-341 (2016)