生き物と人工物を貫く「知の源泉の共通原理」って?

大須賀 公一

大須賀 公一 OSUKA Koichi

機械工学専攻 教授
知能制御学講座 動的システム制御学領域 大須賀・杉本研究室

インキュベーション部門(連携融合型)いきもの-AI共創工学 グループ長

キーワード

陰陽制御、知の源泉、制御学

重点分野

AI・データ、レジリエンス、防災・減災、ロボティクス

ここがポイント!【研究内容】

AIが注目を集め、人間を超える人工物の開発が目指されている今日この頃。しかし実は、自然界には脳がなくても賢くふるまう生き物がたくさんいます。いったい、どういうことなのでしょうか!?もしかしたら、「知能」という実態はなくて、知能を感じるから知能の存在を確信しているだけなのかもしれません。まさにフッサールの現象学的考え方です。本グループでは、「知能を創りたい」というはやる気持ちを抑えて、その前に「そもそも知能の源泉はどこにあるのだろうか?」ということをとことん探求したいと思います。

応用分野

制御学、ロボット学、生物学、哲学

論文・解説等

  • [1] 大須賀公一 ほか: 制御系に埋め込まれた陰的制御則が適応機能の鍵を握る!?, 日本ロボット学会誌, 28–4, pp.491–502(2010)
  • [2] 大須賀公一:知能はどこから生まれるのか-ムカデロボットと探す「隠れた脳」, 近代科学社(2018)
  • [3] 大須賀公一:理系と文系における現象学的態度について, 本質学研究, 第10号, pp.88–103(2022)