
1F-2050
「1F-2050」は、福島第一原子力発電所(1F)の事故原因など、様々な未解決問題の解明を中心に、エネルギー問題全般を見据えた幅広い議論と検討を行っていく研究グループです。「2050」はカーボンニュートラルの目標年(2050年)です。しかし同時に、2050年は福島第一原子力発電所の廃炉の完了予定時期でもあります。
本グループは、原子力規制庁公認のチームとして、福島第一原子力発電所事故の原因を、アカデミアの観点から積極的に解明・発信していきます。現在、福島第一原子力発電所事故については多くの実測情報が出てきており、発生から11年が経過した今、ようやく事故時挙動の解明に足を踏み入れることができるようになったところ(1階=1F)です。
本グループはこれらの内部情報をもとに、大学が有する最新の研究資源を用いることで、アカデミックな立場から事故の状況把握と進展メカニズムの究明を進め、得られた結果をもとに、福島の復興に寄与するとともに、今後の原子炉の事故対策や次世代革新炉の安全設計に役立て、日本のエネルギーの未来に資することを目指します。
研究者一覧

山田 知穂
招へい教授 附属フューチャーイノベーションセンター

<協力メンバー> 西嶋 茂宏
福井工業大学 工学部長 教授