イベント情報(詳細)

イベント名第4回 細胞製造コトづくりシンポジウム
「細胞製造工程の安定化を議論しよう」
開催日時2023年3月8日(水)13:00 – 17:30
開催場所大阪大学東京ブランチ 会議室(日本橋ライフサイエンスビル9F)
申込方法下記メールアドレスに「参加者名」「所属機関」をご連絡ください。
bpse_kotozukuri@bio.eng.osaka-u.ac.jp (担当:水谷 )
申込締切
問合せ先大阪大学大学院工学研究科 テクノアリーナ 細胞製造コトづくり拠点
bpse_kotozukuri@bio.eng.osaka-u.ac.jp 担当: 水谷
参加人数62名

大阪大学大学院工学研究科テクノアリーナ(細胞製造コトづくり拠点)では、アカデミアが主催する拠点に企業が結集、より強固な頭脳集団を結成することで、ヒトづくり・モノづくり・ルールづくりからなるコトづくりの好循環を生み出す環境の創出を目指し、再生医療など生きた細胞を製品とする分野において、細胞製造技術の社会実装を推進する活動をしております。
本シンポジウムでは、技術課題として、「細胞製造工程の安定化を議論しよう」をテーマに、生きた細胞を製品とする製造工程における、不安定性より生じる課題を共有し、工程安定化のための技術構築について議論することで、ご興味ある皆さまとの輪を広げてゆければと願っております。

【プログラム】

[基調講演]

「CQAの特定とその評価に関する技術」
 (国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部部長 佐藤陽治)

[話題提供]

「製造工程の安定化技術 ~充てん工程と細胞カウント~」
 (大阪大学大学院工学研究科 細胞製造コトづくり拠点拠点長・教授 紀ノ岡正博)

[テーマ発表]

「細胞加工工程の安定化技術」
 (大阪大学大学院工学研究科 未来医療システムデザイン(澁谷工業)共同研究講座 福守一浩)

「凍結工程の安定化技術」
 (大阪大学大学院工学研究科 細胞輸送・保管テクノロジー(岩谷産業)共同研究講座 奥田淳)

「ヘマグルチニン応用培養技術」
 (大阪大学大学院工学研究科 生物工学専攻生物プロセスシステム工学領域 金美海)

※ 今回の発表内容は、本拠点内において実施する、AMED再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業「ヒト細胞加工製品の製造に向けたQbDに基づく管理戦略の構築と新たな核となるエコシステムの形成」、通称: ACE(Advanced Core Ecosystem in cell manufacturing)プロジェクトの成果です。

開催情報HP: https://www-bio.eng.osaka-u.ac.jp/ps/kotozukuri_top.files/4th_symposium_20230308.html

2023年3月8日(水)に、大阪大学 医学・工学研究科 東京ブランチで、本拠点が主催する「第4回細胞製造コトづくりシンポジウム」が実施され、成功裏に終了しました。コロナ対策を鑑みて70名(1機関2名まで)を受付の上限とし、事前登録を行いました。

当日は、48機関62名のご来場者を迎え、はじめに、拠点長の紀ノ岡より本シンポジウムのテーマである「細胞製造工程の安定性」に関する話題提供が行われ、続いて、基調講演として、国立医薬品食品衛生研究所 佐藤陽治先生より、CQAの特定とその評価に関する技術に関するご講演をいただきました。

休憩を挟み、本拠点の活動紹介として、本学の福守一浩先生(未来医療 システムデザイン(澁谷工業) 共同研究講座)より、細胞加工工程の安定化技術について、奥田淳先生(細胞輸送・保管テクノロジー(岩谷産業)共同研究講座)より、凍結工程の安定化技術について、金美海先生(生物工学専攻)より、ヘマグルチニンを応用した幹細胞の制御技術について、それぞれ発表が行われ、フロアとの活発な議論が行われました。

本シンポジウムの発表は、日本医療研究開発機構(AMED)が実施する、再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業「ヒト細胞加工製品の製造に向けたQbDに基づく管理戦略の構築と新たな核となるエコシステムの形成」(通称: ACEプロジェクト)の成果であり、同機構の成澤忠様(再生・細胞医療・遺伝子治療事業部再生医療研究開発課)より閉会のご挨拶をいただきました。