インキュベーション部門
様々な社会ニーズや社会的課題を踏まえ、新たな学術領域や研究開発分野の萌芽および開拓を目的とし、分野融合および産学官連携を通じた研究活動や学術交流をグループ単位で推進します。本部門は「連携融合型」「大型プロジェクト準備型」の2つのタイプから構成されます。
連携融合型
「連携融合型」では、現在12の分野横断型のグループが立ち上がり、広くメンバーを募集し、公開でのフォーラム開催や専攻を超えた共同研究の模索、産学連携の活動等を、他部局・他機関の研究者も交えて積極的に実施しています。
12の研究グループは、その研究内容の特徴から「科学技術展開分野」「工学応用連携分野」「社会工学融合分野」の3分野に整理しています。

-
フォトニクス・センシング工学
フォトニクスの浸透が人々の生活をより良い方向に変化させます。PXを旗印に、現代社会が直面する課題の解決に挑戦します。
-
デジタル造形工学
サイバー・フィジカル空間融合による最適化デザインに基づき、最先端分野横断型モノづくり加速化に向けた大型プロジェクトを立ち上げます。
-
元素戦略・分子デザイン工学
原子・分子およびその集合体を自在にデザインし、元素戦略にも立脚した高機能・高付加価値材料や化学反応を創出します。
-
インテリジェントアグリ工学
生物工学・国際交流の実績と工学研究科のインテリジェンスとの X(クロス)により真にSDGs に貢献する活動を実施します。
-
いきもの-AI 共創工学
生物学、工学、哲学など様々な分野で考察されている「知」の源泉を探り、知的な人工物の設計論を構築します。
-
つなぐ工学
つなぐ工学分野では、統合型接合学に基づき、溶接・接合分野における学術研究、応用研究、産官学連携、人材育成を推進します。
-
「TranSupport」工学
カーボンニュートラルやニューノーマルなどの新たな要請に対応しつつ、豊かで持続可能なモビリティシステムを社会に実装します。
-
先読みシミュレーション
シミュレーション技術の進化、融合、創成を通して、人類が人間らしく暮らしやすい未来社会の構築を目指します。
-
もったいない工学
環境資源、エネルギーを含めた資源を徹底的に有効利用する技術とシステムを開発し、低炭素で持続可能な未来の構築を目指します。
-
IoTプラットフォーム工学
現実世界とサイバー空間が高度に融合する時代に向け、データ取得の最前線であるIoTエッジノード技術の研究開発を推進します。
-
社会と技術の統合
複雑化した社会と細分化した技術の広がりのもと、システムオブシステムズとして、各種の要因が織りなす多様な関係の統合を考えていきます。
●フューチャー・デザイン(2020年度終了、2021年度より最先端研究拠点部門へと移行)
●QOLデータ工学(2020年度終了)
●ダイバーシティ社会工学(2020年度終了)
大型プロジェクト準備型
「大型プロジェクト準備型」では、新規の研究プロジェクトの開拓と組成に向けた活動を進めており、 2022年度現在、以下のグループが研究活動を進めています。
組織名称 | 代表者名 |
---|---|
スマートエイジング・シティ研究組織 | ビジネスエンジニアリング専攻 教授 加賀 有津子 |
テクノビズ産学共創研究組織 | ビジネスエンジニアリング専攻 教授 上西 啓介 |
表面量子状態研究拠点 | 物理学系専攻 助教 湯川 龍 |